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ついにコースデビュー!

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今回は待望のコースデビュー編です。 初心者に優しいプレー方法を実践しながら、実戦に役立つショートゲームの要点をプロから学んでいきましょう。 特集ページではコロナ禍で広がりを見せるワーケーションに注目します。

白戸 由香

しろと・ゆか
青森県南津軽郡出身。日立ソフトウェアソフトボール部で活躍した後、1993年にプロゴルファーへと転向。2014年のレジェンズツアー「シブヤカップ」で初優勝。2017年には「ふくやカップマダムオープン」と「シブヤカップ」を制覇。レジェンズツアー賞金女王に輝いている。レジェンズツアー6勝。日立ソリューションズ所属。

相談者・藤井さん 相談者・小西さん

制作協力/清流舎
取材・撮影協力/ヌーヴェルゴルフ倶楽部
千葉県大網白里市金谷郷3151-1
TEL:0475-70-2001

QUESTION●小西さんの質問

コースデビューにあたっての心構えを教えてください。

ANSWER●回答 まず第一に、けがをしない、させないプレーを。

人の近くに立たないことと、人よりも前方(グリーン方向)に出て行かないことが大事です。その次にスロープレーにならない工夫をしましょう。

コースデビューにうってつけの...
スクランブル方式って何?

スクランブル方式とは
2名以上の同伴競技者がチーム(ペア・3人・4人)を組んでプレーし、スコアを競います。まず全員がティーショットを打ち、2打目からは一番いい場所にあるボールを選択し、その場所からチーム全員がプレーを続行。サードショットも同じように、全員が同じ場所からプレーしていく。このように、常にチームのベストなボールを選択し、カップイン・ホールアウトするまでプレーしていくプレー方式のことです。

Point
コースデビューにはスクランブル方式がオススメです。
どうしても初心者はミスショットをしがち。スクランブル方式の2打目以降はみなさんがべストポジションから打つため時間の節約にもなります。そのため、初心者の負担が少なくなります。

スクランブル方式のルート

コース図提供:ヌーヴェルゴルフ倶楽部

ティーショットは3人で順番に

ティーショットは3人で順番に

ショートゲームが
スコアメークのカギを握る!

ゴルフの楽しみの1つがアプローチ&パットのショートゲーム。アプローチやロングパットが直接カップインした時の快感は一度経験したらやみつきに。白戸プロが初心者とベテランにレッスンします。

アドレスした時に2本のレールを
意識してください

白戸プロ 「手前のクラブがスタンスのライン。遠い方が飛球線。目標方向です。この2本のレールを意識してください。そして、オープンスタンスで構えてください。」

小西 「なぜ、オープンに構えるのですか?」

白戸プロ 「いい質問ですね。体重移動をしない分、フォロースルーの時に手の抜き場所を作っておく必要があるからです」

白戸プロと小西さん

素振りはボールと体の距離を
確かめるための大事な作業

小西 「アプローチはボールの頭を叩いてしまったので、5ヤードしか飛びませんでした。また、素振りの時に周囲の芝を傷めてしまいました」

白戸プロ 「今のはトップしてしまいましたね。素振りはボールと自分の距離を測るための大事な作業です。芝を傷めない程度にしっかり素振りをして、ボー ルとの距離感を確かめてから、もう一度打ってみましょう」

白戸プロ 「今度はロフト通りにボールが上がりましたね」

小西さん

手の使い過ぎを矯正し
体の回転を使ったスイングに

修正前

修正前

白戸プロ 「藤井さんには、グリップエンドとおへそが連動するイメージで振っていただきました」

修正後

修正後

体の回転を使うドリル

体の回転を使うドリル

手で打つのではなく、体の回転で打つ感覚を持ってスイングして、体に覚え込ませる

藤井さんの感想

手を使い過ぎていたせいで失敗することが多かったんですね。この打ち方ならクラブフェースにボールが乗る時間が長くなってボールをコントロールしやすくなり、ミスが少なくなると思います。

One Point白戸プロのワンポイント
白戸プロのワンポイント

藤井さんのスイングはアイアンも含めて手を使いすぎる傾向があり、トップなどの原因になっていました。ハンドダウンの姿勢を少し弱めて、腰の回転に沿った手の動きを覚えていただきました。これで手の動きが抑えられると思います。

特集 いまどきのゴルフ事情

ワーケーションには
ゴルフが一番!

リモートワークが定着したことで、新しい働き方として可能になったのが、ワーケーション。仕事と余暇、すなわちワークとバケーションを両立させる新しいライフスタイルのことです。職場と距離が離れていてもオンライン上で会議や打ち合わせができるため、二拠点居住を選択する人も珍しくなくなってきました。となれば、ゴルファーにとってもありがたい環境になったことは間違いありません。郊外やリゾート地のゴルフ場に滞在しながら仕事もできます。当然、ゴルフ場もそれに合わせたプランを用意してくれるようになってきました。それだけではなく、実は都市部の練習場でも、ワーケーションが可能になっているとしたら、ゴルフ好きとしては、じっとしているわけにはいきませんよね。

サニーCCはワーケーション
プランが充実

サニーCCはワーケーションプランが充実

長野県佐久市のサニーカントリークラブは標高1100メートルの高原にあるリゾートゴルフ場。このコースはワーケーション向けの整備を完備しており、リモートワークのための環境が整っています。ワーケーションプランで魅力的なのは2021年にリニューアルオープンした「サニーCCゴルフレンジ」が無料で利用し放題であること。6ホール(PAR23、1,852ヤード)のプラクティスホール(右上の写真)やクロスバンカーからの打撃練習も可能な300ヤード(15打席)のドライビングレンジ、さらにアプローチ、バンカー、パッティングなどの練習エリアも用意されています。ゴルフ以外の設備も充実しており、男性大浴場外に露天風呂と水風呂、貸し切りサウナを新設。さらにガーデンテラス前にはファイヤービット(焚き火台)も設けられています。
大自然に囲まれた非日常の空間でゴルフと仕事を両立させながらすごす毎日。これこそがワーケーションの醍醐味と言えます。

ドライビングレンジに
スタディ&ワーキングブース

ドライビングレンジにスタディ&ワーキングブース

兵庫県川西市のゴルフ練習場「多田ハイグリーン」内にコワーキング施設がオープンしました。スタディ&ワーキングブース、会議やパーティーなどに使えるプライベートルーム、ラウンジと、今の時代にマッチしたリモートワーク対応型の設備が充実しています。「ブースは、仕事で数時間利用される方が多いです。学生さんで休日長時間利用される方もいます。ご夫婦で来店され、ご主人の練習をお待ちの間、奥様がブースをご利用されるケースがありました」と多田ハイグリーンの野原和憲社長。
それでなくてもこの練習場、ドライビングレンジとしての設備も業界トップクラス。全121打席には打ったボールの軌道や飛距離を計測できる最新の弾道計測システムの「トップトレーサー」が導入されています。このほか温水プール付きのスポーツクラブ、温浴施設、バッティングドームにテニスコート、フットサルも満足度の高い施設となっています。

小淵沢カントリークラブ

企業をあげてワーケーションに取り組んでいるケースも増えてきました。例えば、山梨県北杜市の小淵沢カントリークラブ。「会社単位でゴルフ場に宿泊されて、会議やワークショップとセットでゴルフを楽しむというスタイルもよくあります」(鵜飼貴之支配人)。小淵沢カントリークラブの周辺には「中村キース・へリング美術館」や「フィッシングエリアやま里」「小淵沢アート&ウエルネス乗馬クラブ」などの関連施設も充実しています。仕事を済ませたら、高原でスポーツと芸術に触れてリフレッシュできるというわけです。その中でも密にならないゴルフが、コロナ禍で見直されていることは間違いないようです。

写真提供:多田ハイグリーン 小淵沢カントリークラブ 清流舎

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