1月:「なんとなくでもらわない。」まずプラスチックごみを減らそう。
2月:「エコな移動で、地球も体も元気に。」できるだけ公共の交通機関を使おう。
3月:「お出かけには、マイボトル。」マイボトル、マイバッグを持ち歩こう。
4月:「キミのエコに、いいね!」ゴミ拾いイベントに参加してみよう。
ソリュートくん
大きなアンテナで世の中の動きを敏感にキャッチ。いまは地球の未来がとても気になる。
マレーバク
絶滅危惧種01
インドネシア、タイ、マレーシア、ミャンマーなどに生息。開発による多雨林の破壊、狩猟などにより、生息地は減少している。
ケープペンギン
絶滅危惧種02
主に南アフリカに生息するアフリカで唯一のペンギン。乱獲や気候変動の影響によるエサとなる魚の減少で生存が脅かされている。
コウノトリ
絶滅危惧種03
主に東アジアに生息。日本の特別天然記念物だが乱獲や獲物の減少で日本産の個体群は絶滅。外国から譲り受けた個体が国内で繁殖している。
ニシゴリラ
絶滅危惧種04
主にアフリカ中西部の熱帯雨林に生息。道具を使うことで知られる。エボラウイルス、森林破壊、密猟などで個体数が激減している。
「3R(スリーアール)」を知っていますか?
Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つのRを進めようという活動ですが、なかでも重要なのはごみを減らす「Reduce」のアクションだといわれています。
国連の2018年の発表によると、日本が廃棄している1人あたりのプラスチックごみの廃棄量は、世界ワースト2位(※1)だとか。残念な結果です。
最近はレジ袋を使わないようにしているし、使い捨てプラスチック食器などの使用を廃止した飲食店も多いから、減っているんじゃないかな?と思って調べてみると、1人あたりの廃棄量は、2014年には32.3kgだったのが、2020年には31.4kg(※2)と、わずかながら減っているようです。
「自分ひとりがやったところで、どうせ世の中は変わらないさ」なんてクールに構えずに「自分もやってるし、みんなもやってる。
だから、きっとうまくいくよ」というポジティブな気持ちで取り組むことが、この問題を解決するうえで大切なことなのかもしれませんね。
移動するときは、できるだけ電車やバスを使う。CO2削減に効果的なアクションといわれています。それぞれが個人のクルマで出かけるよりも、大勢の人が公共の交通機関に乗り合うことで、1人あたりのCO2排出量が減るというわけです。
そんなライフスタイルが「smart move(スマートムーブ)」として広がりつつあります。環境にいい。カラダにいい。しかも快適・便利。できるだけ電車やバスなどの公共交通機関を利用し、徒歩や自転車での移動を多くする。自家用車を利用する場合も環境にやさしいエコドライブを心がける、というものです。毎日の移動手段をちょっと変えるだけなので、取り組みやすいエコといえるでしょう。
最近ではすべての移動にマイルが貯まる、スマートフォンのアプリも登場しています。AI(人工知能)が移動手段を自動判定してマイルを付加する仕組みです。ユニークなのはポイントの付け方で、エコな移動手段ほどマイルの倍率が高い。たとえばクルマを基準にすると、電車やバスは3倍、自転車は5倍、徒歩は10倍。いつもはクルマで行っていた場所も、たまには歩いて行ってみようかな、という気にさせてくれます。
貯まったマイルでちょっとした特典がもらえたりしますが、それよりも徒歩や自転車でどんどんマイルが貯まるのが楽しいという声が多いようです。何か目標があるとエコな習慣も長続きしそうですね。
マイボトルやマイバッグを持ち歩く習慣、かなり定着してきましたね。マイボトルならペットボトルの消費量を抑えられるし、マイバッグ、いわゆるエコバッグならレジ袋を減らすことができる。そこでちょっと気になるのが、最近注目されている「ライフサイクルCO2」という考え方。モノが生まれてから廃棄される、すべての流れの中で排出されるCO2を計算に入れて判断するべし、というものです。
たとえばエコバッグの場合、綿やポリエステル素材のものが多いですが、その素材や原料を作る段階でCO2を排出。さらに製糸して布を織る工程、製品を輸送する過程でもCO2を排出し、トータルで積み上げるとレジ袋の50~150倍(※1)のCO2を排出していることになるそうです。
じゃあ、レジ袋のほうがエコじゃないの?という見方もありますが、海洋汚染などの問題もあり、そう単純には判断できないところがあります。
ただ、よくよく考えると、布のエコバッグを50~150回以上使えばレジ袋よりもCO2の排出が少ないことになる。スーパーやコンビニで1年間にそれぐらい使いますよね。だったらムダじゃない。丈夫なものを選べば150回どころか何千回も使えるかもしれない。長く使えば使うほどCO2を削減できるわけですね。
最近いろいろなところでゴミ拾いイベントが行われるようになりました。ただゴミを拾うだけでなく、スポーツやゲーム風にしてみたり、宝探しの要素を取り入れたり、エンタメ化している傾向があります。ゴミ拾いがエンタメって、ちょっと不思議な感じがしますが、そのほうが子どもたちをはじめ多くの人が気軽に参加できるし、楽しかったからまたやってみようというリピーターも増えるというわけです。
放置されたゴミが心配なのは、風に飛ばされたり、川に流されたりして、海に集まること。これが海洋汚染を深刻にする大きな原因になっています。楽しみながらゴミを拾うという新しい視点の活動は、その問題を軽減するきっかけになってくれそうです。
日本は外国に比べてゴミが落ちていなくてきれい、といわれていますが、ゴミ拾いイベントに参加した人の体験を聞くと「なんでこんなに多くのゴミが捨てられてるんだ」と驚くことが多いのが実状。
拾い集めたゴミの山を見ると、自分はゼッタイにゴミを捨てないぞ、と意識が変わるそうです。まだゴミ拾いイベントに参加したことがないという方は、一度体験してみてもいいかもしれません。
日立ソリューションズでは日常生活の中で「サステナビリティ」につながる行動について知っていただき、考えていただく機会につなげたいとの思いから卓上カレンダーを制作しました。素材には、FSC®認証紙(適切に管理された森林およびその他管理された供給源からの原材料で作られた用紙)を採用し、環境にも配慮しています。
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