人と、AIと、協創するカレンダープロジェクト

2025年版カレンダーのコンセプトは「人の想像力×AIの創造力」。 SXの実現のためには欠かすことのできない「協創」をキーワードに、日立ソリューションズ社員や、日立ソリューションズ運営コミュニティ「ハロみん(※1)」の仲間から「こんなお正月になっていたらいいな」「2050年の節分はこうなっているかも？！」という2050年の未来予想やアイデア、希望などを集め、それらが実現された世界はどのようなものか、AIを活用しながらまだ見ぬ社会を創造していきます。人とAI、どちらかだけでは描くことのできない未来を、お手にとってご覧いただく方々にも想像し、楽しんでいただけるような仕組みです。 個人と個人、企業とステークホルダー、人と自然など、さまざまな関係の中で意見を交わし合いながら実現していくSXですが、このカレンダー制作プロジェクト自体を未来について一緒に考える機会とすることで、さらにSXについての理解を深めていただくことをめざしました。

※１：オープンなコミュニティ「ハロみん」についてはこちら：https://future.hitachi-solutions.co.jp/community/

制作の流れは、以下の図の通りです。

AIは、どのように2050年の世界を描くのか？

本プロジェクトでは2種類のジェネレーティブAI（生成系AI）を用いて、カレンダーデザインのベースとなるイラストを生成しました。それぞれのツールの特性や活用方法についても、簡単にご紹介します。

また近年、生成AIの発展に伴い問題視されている著作権の侵害問題やセキュリティ面を担保するために、プロンプト生成、画像生成の各フェーズで法務担当者やクリエイティブ担当者など人の知識や倫理と照らし合わせたチェック、インターネット上で類似画像が見当たらないか画像検索も行い、セキュリティと著作権にまつわる多角的な確認を行いました。

プロジェクト担当者の声

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  石橋 奈津

  株式会社日立ソリューションズ
  経営企画本部 宣伝部

ステークホルダーの皆さまや私たち日立ソリューションズ社員が在宅勤務に移行したり、デジタルデバイスのカレンダーを使用する人が増えてきたりしている中、「オフィスで利用する想定の卓上カレンダーは需要が少なくなっているのでは」という議論はありますが、あえて紙で使いたくなる、日立ソリューションズらしいカレンダーをめざして制作を進めてきました。 今年チャレンジしたのは、「社員やハロみんメンバーの声を直接デザインに取り入れた」ことと、「これまでにない台紙を使うこと」です。 ぜひ、このコラムを通して、私たちのカレンダーへのこだわりを感じていただければと思います。

中編は、"地球にやさしい"カレンダー台紙ができるまでをレポート

日立ソリューションズが取り組む「SXプロジェクト」は、持続可能な社会の実現に向けて、環境価値・社会価値・経済価値のトレードオンでの向上をめざす全社活動です。 2025年版カレンダーはその台紙にもこだわり、環境的にもやさしい素材を採用しました。次回はカレンダー台紙の製法、そしてベース素材となった古紙を回収した様子をお届けします。